24時間TOKYOチャレンジ2003秋(東京夢の島24時間)
【大会概要】
| 日時:2003年10月11-12日 | 種目:24時間走 | 会場:東京都江東区 |
| 主催:ランナーズウェルネス | 天気:曇/雨/晴 | 総合順位:15位/33人 |
| 記録:126km | テーマ:何時間動き続けられるか | |
【初の24時間走】
7月に夜叉ヶ池マラニック130キロと楽しめたので、いよいよ24時間マラソンの順番となった。さくら道270キロの練習の一環のつもりでエントリーしたのだが、さくら道270キロは来年からは中止になったので、今回の大会の位置付けは、次の大目標としている山口萩往還250キロマラニックの練習ということになる。
テーマは「寝ないで何時間動き続けられるか」である。レース中に寝てしまう癖は早く克服したいものだ。
【準備】
「24時間TOKYOチャレンジ」は春に続き2回目新しい大会である。らむ・かな@あほラン友の会さんからエイドが貧弱であることを教えてもらっていたので、カップラーメンやカップスープ、チョコレートなどをいくつか持っていった。いつもの持ち物(リスト)の他に、ゴアテックスの雨具、寝袋、歯ブラシなどを持っていった。
今の実力に対して目標を何キロに設定すべきだか全く分からないが、合格点と思われる100マイル(約161キロ)を目指してペース表を作ってみた(ペース表:WORD 102kB)。スタートから40キロまでは8分ペース、40〜80キロは8.5キロペース、80〜120キロは9.0キロペース、120〜161キロは9.5キロペースを想定した。休憩は全く考慮していないので、いかに寝ずに走るかが目標達成のポイントである。コースは1周1.28キロである(大会後に知ったのだが1周1.26キロに変更されていた)。レース中はこの予定表にペンで時間を記録しながら走る。
【夢の島】
マネージャー会議はすでに始まっていて、慌てて行ったらすぐに終わってしまった。来なくても良いのではないかと思ったが、あとで思えばこの5分の間に1周の距離が1.26キロに変わったことを言っていたのかもしれない。会場内にはチームの部に参加する人たちのテントがいくつか張ってあった。春大会ではびっしりとテントがうまっていたようだが、今回はスカスカだった。個人の部に参加する人用のテントで着替えをする。
【参加賞】
らむ・かなさんのホームページで知り合ったヨッシーさんに挨拶をし、準備体操をする。会場ではエアロビクスが行われていたがトイレなどに行っていたら開会式を楽しむ余裕は無かった。
受付時にもらった袋には参加賞のTシャツ、パスタ券(夜・昼)、朝食券、ひざ簡単引換券、参加者リストなどが入っていた。チタンテープやザバスなど、もう少しおまけが入っているとこちらも楽しいのだが……。
【スタート〜40キロ】
まずまずのペースで周回を続ける。コース脇では花が咲いていて思ったよりも飽きなかった。夢の島熱帯植物館の前も通る。
数周目でUMMLerのハムちゃんが声をかけてきてくださった。さくら道ネイチャーランにも参加し完走されている実力者で、24時完走では寝たことがないと聞き驚いた。ハムちゃんは序盤2位をキープされていて、何度もお会いできた。ヨッシーさんは膝が心配とのことで序盤は抑えていたようだ。小生自身は調子が悪くなければ40キロは5時間くらいだろうと思っていたが、それを上回るペース!夕食のパスタ券でパスタをいただく。パスタの量は少なくて小さなお椀一杯分だった。ヨッシーさんのサポートに来ていた加藤さんが小生のサポートもしてくださり、パスタを持ってきてくださったので大変ありがたかった。加藤さんは前回の女子優勝者だが、小生のようなペーペーがこんなことをしてもらってもいいのだろうか(^^;)と思いながらもやはり非常に助かった。少し横になって休憩。予定表よりと見比べて50分貯金があることを頭に置いた。
【40キロ〜60キロ】
この区間もウルトラペースで走れた。だいぶん暗くなりコース上にはライトが点灯されていた。足元を照らす小さいライトとナイターで使うような大きなライトと両方あり、明るさの面では走るのに不自由ということは無かった。60キロを過ぎてから睡魔が現れた。60キロを終えた時点(47周)で10分の仮眠。
【60キロ〜80キロ】
21時を過ぎると天気予報のとおり雨がぽつりぽつりと降ってきた。親が遊びにきたので驚いた。おそらくウルトラの大会を見るのは初めてだと思うが、物好きがたくさんいるもんだねぇと言って帰っていった(^^;)
眠くて仕方が無いし雨も本降りになってきたのでテントに入って仮眠。今度は10分で起きられず、1時間寝てしまった。これで少し眠けが取れたが5キロも走るとまた眠くなって30分の仮眠。予定表では睡眠は取らないことを仮定していてここで貯金がなくなる。スタートから9時間で100マイルの夢は断念した。
テントから起きだすとらむ・かなさんが応援に来てくださっていた。寝ぼけていたがとりあえず挨拶をする。いつものように右ひざが痛くなってきたので歩いて周回を重ねる。らむ・かなさんがずっと並走(並歩?)してくださった。経験と情報が豊富でいろいろな完走テクニックをお持ちなので、たくさん伝授していただいた。テントで休んだら負けだ!という姿勢が大事だと。
【80キロ〜100キロ】
時刻は2時を回った。普段なら布団で横になっている時間である。積極的な歩きでペースとしてはキロあたり10分強である。らむ・かなさんと歩いて2時間半。85キロを回った時にエネルギー補給としてカップラーメンを食べた。
この後は眠くて眠くてあまり記憶がない。意識を飛ばしながら歩いていたのでコース中央に置いてあるコーンにぶつかったり、曲がるところで直進したりしていたことは覚えている。雨が本降りで視界が全く無いというのも眠気を誘っていたと思う。ゴアの雨具を着ていたので湿気がこもっていたのも気持ちが悪かった。らむ・かなさんはずっと並走してくださっていたが、限界のためテントで横になる。気が付いたら95キロ地点で80分も寝入ってしまっていた。
【100キロ〜126キロ】
右ひざの痛みも和らいだのでジョグも取り入れながら積極的に歩く。24時間個人の部に参加の周りの人もヘロヘロに歩いている人が多く、どんどん抜いていけるのが気持ちよかった。夜中の仮眠で17位まで落ちた順位も10位まで上がっていた。ハムちゃんは途中からずっと1位をキープ、ヨッシーさんは2位をキープされていた。
雨もあがり太陽が出てきて最後は本当に気持ちが良かった。ただグランドは水溜りがひどくて走れる状態ではなく参った。
【ゴール】
らむ・かなさん、ヨッシーさん、加藤さん、ハムちゃん、個人の部に参加しながら激励してくださった皆様、どうもありがとうございました。
閉会式ではお立ち台に2人もお友達が。ハムちゃん優勝、ヨッシーさん2位、お二方とも200キロ超、おめでとうございます。
24時間チームの部ではセンスの良い仮装をされて走っているチームもあり、楽しませていただいた。お疲れ様!
【更なる飛躍へ】
超ウルトラマラソンでは睡魔に負けないような基礎体力が必要になることを実感した。一般道路を走っていて意識が飛んだら、車道に出て車に引かれてしまうかもしれないし、ガードレールが無ければ崖から落ちてしまうかもしれない。切実な問題だ。
自分が睡魔に負けた悔しさもあり、東京から岐阜に帰る途中で、大きな本屋に寄り、睡眠と運動に関する本を探した。
スポーツ生理学のコーナーでもこの種のネタはなかなか見つからず、心身医学のコーナーにあった『睡眠学---〜眠りの科学・医歯薬学・社会学〜』という本を開いたら、この分野はまだよく分かっていない(特にヒトに関して)、ということが分かった。
更なる飛躍へ向けて、自分の体で日々試行錯誤だな。
【時間記録】
| 周 | 距離 | 通過時刻 | 自分関門 | コメント |
| 0 | 00.0km | 13:00 | --- | --- |
| 5 | 06.3km | 13:41 | 13:51 | --- |
| 10 | 12.6km | 14:17 | 14:42 | --- |
| 15 | 18.9km | 14:55 | 15:33 | --- |
| 20 | 25.2km | 15:34 | 16:24 | --- |
| 25 | 31.5km | 16:17 | 17:16 | --- |
| 30 | 37.8km | 17:02 | 18:07 | 31周でパスタ休憩20分 |
| 35 | 44.1km | 18:06 | 19:05 | --- |
| 40 | 50.4km | 18:54 | 19:59 | 40周で休憩10分 |
| 45 | 56.7km | 20:05 | 20:54 | 47周で休憩10分 |
| 50 | 63.0km | 22:27 | 21:48 | 雨本降りでやる気低下。 51周で1時間仮眠。 |
| 55 | 69.3km | 23:22 | 22:43 | 57周で30分仮眠 |
| 60 | 75.6km | 01:03 | 23:37 | 膝痛で完全に歩きモード |
| 65 | 81.9km | 02:08 | 00:38 | 67周で30分仮眠。 仮眠では眠気がとれない。 |
| 70 | 88.2km | 03:48 | 01:36 | 歩き寝でコースのコーンに激突。 74周の80分仮眠で少し復活。 |
| 75 | 94.5km | 06:42 | 02:33 | 激しい雨。 |
| 80 | 100.8km | 08:06 | 03:31 | 80周の50分仮眠で完全復活。 |
| 85 | 107.1km | 09:51 | 04:28 | RUNを取り入れる |
| 90 | 113.4km | 10:43 | 05:26 | 91周でパスタ休憩30分 |
| 95 | 119.7km | 11:55 | 06:35 | --- |
| 100 | 126.0km | 12:54 | 07:36 | --- |
【総評】
- 精神的に今まで一番つらい展開だった。
- 加藤さんとらむ・かなさんがサポートしてくださったので大変ありがたかった。本当に一人では大変だと思う。
- 平坦なコースのためか、野辺山や丹後の時よりも体のダメージは小さい。
- 超ウルトラにおける歩きの重要性を知った。
- 小生の場合、少しずつ仮眠を取るよりもある時間を固めて寝るのが良いのかもしれない。
- 目標達成ならずで悔しい。今すぐにでもまた24時間走をやりたい。次は140キロ超したい。