<阿蘇カルデラスーパーマラソン2008>

阿蘇カルデラスーパーマラソン(100km)

【大会概要】

日時:2008年6月7日 距離:100km 会場:熊本県南阿蘇村ほか
主催:実行委員会 天気:曇り 総合順位:60kmリタイヤ
タイム:--- テーマ:阿蘇カルデラ連続出場

【阿蘇カルデラスーパーマラソンについて】

阿蘇カルデラスーパーマラソンは2008年大会が第19回大会であり、九州地方でおそらく最もメジャーなウルトラ大会であろう。100kmの部は、阿蘇山を中心とする外輪山を反時計回りに走る、全体的にアップダウンのあるコースとなっており、阿蘇地方ならではの雄大な景色が味わえる素晴らしい大会である。なお、本大会のコースはワンウェイコースであり、スタート地点とゴール地点が違うので注意が必要だ。個人で来ているランナーはゴールの内牧温泉付近に駐車・前泊し、朝3時半の有料臨時バスでスタート地点の南阿蘇村総合福祉温泉センター(ウィナス)に向かっている人が多いようだ。私には制限時間13時間半は非常に厳しいのだが、開催地の熊本県に引っ越してきたのも何かの縁ということで、昨年の大会から毎年参加することに決めた。昨年は100km自己ベスト更新したが(20070602日記)、仕事が忙しくて4月・5月にまったく走れなかった今年はどうなることやら。

【開会式】

職場の有志Tさんを誘っての参加となり(Tさんはウルトラマラソン初挑戦)、Tさん号で会場に向かった。この大会は土曜日開催なので、金曜日の仕事の後、数時間だけ寝て夜中に会場に向けて出発しなければならない。結構きついスケジュールになる。立野の「お弁当のヒライ」にて早い朝食を採った。ウィナスで受け付けを済ませ、開会式まで準備する。
スペシャルドリンクが置けるのもこの大会の面白いところである。目立つように工夫して、適当に2箇所に置いてスタート地点に向かった。
参加賞 開会式
スペシャルドリンク スタート地点

【ウィナス〜長陽庁舎(9.5km)】

元気の出る太鼓の音に導かれながら号砲。UMMLの竹村さんや佐藤さんと話しながら、マイペースで走る。話に夢中になっていたところTさんを見失い、先に行ったと勘違いして猛追をかけた。これが結果的に大失敗となることなどスタート数キロ地点の段階では知るよしもない。
コースはタバコ畑で花が咲いていたり、明るくなり始めた阿蘇山が見えたりと飽きることがない。長陽庁舎でそうめんを食べた。
太鼓 コース
タバコの花 コース
阿蘇山 長陽庁舎のそうめん

【長陽庁舎〜急坂始点】

長陽庁舎、総合福祉センター(屋外トイレあり)を過ぎると10km地点の看板が立っている。阿蘇山を見ながら走っていると、大牟田SNSの観光ガイド1号さんと会った。阿蘇カルデラを連続完走されている大ベテランで安定した走りをされていた。しばし話し、前にいると思っているTさんを追いかける。15km地点付近にて九州自然歩道と合流してスタート時に知り合ったMさんに追いついた。話をしているとTさんはどうやら後ろにいることが分かった。なんてこった!脱力気味で南阿蘇村白水庁舎でトイレを借りて気分転換をした。
白水水源付近の細い道を抜けて国道に合流する。高森町に入り、ダラダラとした登り坂が続く。村山交差点を過ぎて国道から別れて左折すると、いよいよ第一のポイントとなる急登入り口に着く。
10km地点 阿蘇山
15km地点 コース
20km地点 村山交差点過ぎの左折地点

【急登区間】

急登開始地点には九州自然歩道の解説板が立つ。黒岩峠まで走りきる人は相当の実力者であろう。今年は赤牛に会えず残念だったが、高森の町並みを見下ろす展望は気持ち良かった。峠にて太鼓演奏の歓迎を受けた。黒岩峠を過ぎても小さなアップダウンが続く。
急登区間 急登区間
太鼓演奏 コース

【29.5km〜中間点】

JAガソリンスタンドのエイドが第一関門(29.5km)の地点である。トレーニング不足であるのに序盤で飛ばし過ぎたものだから、体が思うように動かない。当然の結果であるが、走っているときは夢中なので気がつかなかった。頭が悪い(苦笑)
小さなアップダウンに難儀しながらも、ギザギザの根子岳を見たり、のどかな風景を楽しみながら走っていく。42.195km地点には案内があり、通過時間は4時間36分だった。前半で飛ばし過ぎて反省していたところ、貯金が思ったよりもあって一安心した。50km地点でチップによる記録が取られ、中間点である波野支所に着いた。妻と義父・義母が応援に来てくれていた。休憩を終えて出発するとき、ちょうど50kmの部のスタート時間になっていた。
第一関門 コース(正面に根子岳)
のどかなコース 50km地点
波野支所 50kmの部スタート

【すいかエイド】

エイドのそばを食べて、持ち込んだカルピスを飲み、20分ほど休憩して再開した。いきなりの坂というコースになっているが、保育園児の応援で力が出る。55km地点のスイカエイド手前から胃腸の調子が悪くなるが、構わず走る。スイカを二切れ頂き、先を急ぐ。国道57号線を横切る地点(小池野交差点)で信号待ちとなった。
波野保育園 すいかエイド

【体調急変】

国道を横切るとしばらく下りの快適な道であるが、ゲップが常に出る感じで胃腸の調子が悪い。波野支所で採った水分がまったく吸収されていないようで、走っているとおなかからチャプチャプと聞こえる。気分も悪くなり、道端で何度か吐いて復活を目指すが、なかなか胃腸の調子が回復しない。「膨満感」という表現が良いと思うが、おなかが張っている感覚もあり、仕方がないので5分の仮眠で回復を図るがこれもダメ。参勤交代石畳の地点(約59km)を過ぎたところでは嘔吐物が赤いので出血かとも心配したが、先ほどのスイカでホッとしたりしながらも、体をだましながら歩くが、立っているのもしんどくなってきて、再び15分の仮眠を取った。今までのウルトラマラソンの経験から、これだけ休めば体はほぼ回復するはずだという信念があったのだが、今回はまったく回復の兆しがなく、むしろ手足もしびれてきて悪化している。最後は全身がカサカサになったような感覚に陥り、全身のしびれが取れず、数メートルも歩けなくなってしまった。すぐ近くに田んぼの用水路があり、綺麗な水が流れていたので、手足をこの水につければ回復するかもしれないと期待したが、目の前にあるその水路にすらたどり着けない。自分の体なのに言うことが利かないとは、空しいことこの上ない。
エイドのある産山村役場まであと1km程なので意地でもそこまでは行きたかったのだが、意識がもうろうとしていて制限時間が来てしまったので、救護車にお世話になった。このときはまったく動けなくなっていた。産山村役場のテント下でしばらく休憩させてもらったが、横になっているのもつらく。全身が乾燥している感覚が抜けないので水分を取らないとと思うのだが、手足がしびれて500mlペットボトルのふたすら開けることもできない。スタッフの方にふたを開けてもらったが、今度は吐き気がとまらず、一口飲むのがやっとという状態であった。駆けつけた妻や義父に介護してもらいながら、病院に直行し、点滴を打たれてやっと回復した。ウルトラマラソンはしばらく連続完走が続いていたが、今回は豪快なリタイヤとなった。
ちなみに産山村役場のテント下で苦しんでいる私を見て妻は笑っていたようだ。大会後には「珍しいから写真を撮っておけば良かった」と言われる始末、くやしい(苦笑)

【反省点・改善点】

自身初(と思っている)のリタイヤにあたり、今回の反省点をあげた。なおレース中の体調不良の原因はよく分かっていない。
・風邪をひいたままスタート地点に立った。→大会前は早めに寝る。
・力が無いのに前半飛ばし過ぎた。→次回は大人の走りをしたい。
・走り込み不足。→時間を作ってトレーニングする。
・貧血だった?→回復を図って横になるときは足を上げてみよう。
・脱水症状だった?→次回は号砲前からウォーターローディングを意識する。皮膚からも水分は吸収されるのだろうか???エイドで皮膚に水をかけてみよう。

【時間記録】

距離 給水所名 通過時刻 関門時刻
00.0km ウィナス(スタート) 05:00 ---
09.5km 長陽庁舎(そうめん) 05:53 ---
21.9km 急坂始点 07:07 ---
29.5km 第1関門 08:06 08:55
39.0km 第2関門 09:16 10:10
50.8km 波野支所(そば) 10:38-10:58 11:45
55.0km 波野グラウンド(すいか) 11:21 ----
64.4km 産山村役場(スープ) リタイヤ 13:35
72.5km やまなみハイウェイ手前 ---- 14:40
77.8km 産山/南小国町境(うどん) ---- ----
84.0km 第6関門 ---- 16:10
92.0km 最終関門 ---- 17:20
100.km 内牧総合センター(ゴール) ---- 18:30

【総評】


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